亡き母は沢山の趣味を持っていました。その一つに水墨画があります。死期を間近にベッドで過ごしていた時、壁には母が描いた作品を掛けておきました。母はベッドからジート自分の描いた絵を見ながら、この絵遠近法間違えて描いていた。といいました。私には絵の知識はありませんでしたが。間違えていないよ。人は自分の目に入った景色で一番感動した物をアップで描いていると思うから感情が伝わってこれでいいんだよ。と言うと、褒め方が上手だねと言って反対に私に褒め言葉をかけてくれました。嬉しいものですね。
思い出の一ページより
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野田恵子 (659)